*瀬戸内国際芸術祭豊島・直島の旅・その2*
前回は豊島までの行き方しか書けなかったので今回は豊島内の話になります。
島内を回るのは歩きだとすごく大変です。
ですので100円で島を回るバスか電動自転車の移動方法があります。
時刻などを気にしないのがよければ電動自転車のほうをオススメです!
豊島も直島もですが基本的は坂が本当に多いので
ぜひ通常の自転車より電動の方が動きやすかったです!
バスも閑散期は非常にいいのですが芸術祭のときはなかなか乗れなくて大変でした。
家浦港を降りたすぐの所でもレンタル屋さんがあるので借りやすいかと思います
たしか1台1000円ほどで電動自転車借りることが出来ます。
豊島の展示地区は大きく分けて3箇所あります。
家浦地区と唐櫃地区と甲生地区ですが、
豊島で有名な豊島美術館があるのは唐櫃になるので
そこまでの移動距離など考えて回るのがいいかもしれないです。
私たちはまず到着したのが家浦港でしたので家浦地区から回りました。
*トビアス・レーベルガー あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする
水玉・ストライプ・幾何学模様が内部に貼られている
部屋に入ると遠近法がわからなくなりそうに
なりますが、どこかキレイで異空間に迷ったみたいな感覚になります。
時期によればカフェとしても営業してるらしいのでこの日はお休みでしたが
ぜひもう一度訪れてみたいなと思える空間でした。
POPア-トや狂気を満ちていて奇抜なデザインが有名な
横尾忠則さんの豊島の美術館になります。
写真のが入口なのですがまず赤なのに衝撃的なのですが
館内に入るとまた見方がガラッと変わるので面白いです!
またこの建物には大きい円柱の塔があるのですが、
ぜひ味わったことのない感覚になれるかと思いますので体感してきてください。
*大竹伸朗 針工場
数々のコラ-ジュ作品を作られています大竹伸朗さんの展示になります。
入口からすぐ鉄板など金属同士の組み合わせのコラ-ジュがおむかえしてくれて
中に入ると山奥なのに造船があるという不思議な空間になっています。
以上が家浦で観れる作品かと思います。
お昼を食べるところは家浦地区は結構あるのですが、
時期によってはトビアス・レーベルガーのところも食べれますし、
結構女性に人気だったのは、てしまのまどというカフェでした。
豊島横尾館のすぐ近くにあるので行く前か後に寄るのもいいかもしれません。
ここのスープとパンのセットはすごくおいしかったです。
そのあとは今年できたばかりのスマイルズの檸檬ホテルが気になったので
唐櫃地区へ移動しましたこちらの地区の方が作品が多くただ自転車で行っても
ある場所からは道が狭いので徒歩になります。
あと、同じ唐櫃地区でも豊島美術館と島キッチンや檸檬ホテルなど結構距離があるので
地図であらかじめ確認してもらった方がいいかと思います。
行ったときに私たちは衝撃を受けました(笑)
移動の途中になりますが硯地区にも作品があります。
*森万里子 トムナフーリ
ここは池の真ん中に作品があるので
みなさん一度長靴に履き替えて作品の所まで行きます。
特に日没あたりに行くと幻想的でキレイです。
そして小高い丘を登り切った所の唐櫃地区にある作品は
1日1組しか宿泊ができないホテルになってます。
小高い丘の上なので風が心地よく外にあるのれんがキレイに吹いて
どこからか檸檬の香りもしました。
部屋の中を順番に巡っていく展示なのですが、
どれもクスッと笑えるものばかりなので巡っていて楽しいです。
最後は売店もあり檸檬ホテル特製のレモンスカッシュが販売されてるので
ぜひ一度気になる方はご賞味ください。夏の暑い日には最高でした!
*島キッチン
独特な建屋になっている屋根の下で涼みながら
ご飯を食べることができるので気持ちよかったです。
お土産屋さんもあるので港で購入するか
こちらのお店で購入するのがいいかと思います。
あと向かいに*食堂101号室というお店もあったのですが
訪れることができなかったのでそれはぜひ今度訪れたいと思います。
*ピピロッティ・リスト あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)
島キッチンのすぐ裏に小屋があってその中にあります。
上を見上げるとさまざまな映像が投影されていて時には、
自分が小さくなり覗かれているようなそんな不思議な空間です。
そして投影される映像はどれも鮮明で美しかったです。
*ジャネット・カーディフ& ジョージ・ビュレス・ミラー ストームハウス
古民家の中に入ってその場にいるといつからか雨音や風の音がして
この家に台風が来たかのような錯覚に陥れます。
古民家に入るまでは雲一つない快晴だったのにもかかわらず
一瞬で現在どうなってるのかわからなくなるそんな不思議な空間でした。
*クリスチャンボルタンスキー ささやきの森
少しばかりさらに奥の森に向かって歩いていくのですが
この森にはぜひ歩いてでも訪れてもらいたい作品です。
風に吹かれた時の鈴の音が美しく時を忘れさせてくれるような空間でした。
以上が唐櫃地区の丘でみれる作品でここから唐櫃港まで坂を下ってゆきます
そして丘を下った中腹にあるのが豊島でもメインの美術館
豊島美術館があります。
丘を下る途中であまりにもキレイだったので立ち止まって写真も。
豊島美術館は人気なのでチケットも繁忙期の当日だと整理券で
なかなか自分たちの行きたいときにみることが難しくなります。
その場合はベネットアートサイトにてチケット予約が出来るのでぜひおススメします。
空間としてすごく静寂でありながら暖かい光が射し込んでくるすてきな美術館です。
建物の造りからして柔らかな印象でしたが内部も靴を脱いで歩くので
より地の感覚なども全身で体感できるかと思います。
豊島美術館を後にしてさらに丘を下っていくと唐櫃港へようやく着きます。
港の近くでは2作品あります。
*クリスチャン・ボルタンスキー 心臓音のアーカイブ
ここではまさに今まで生きてきた方の心臓音が登録されていて聞くことができます。
心臓の音を聞きながら生と死など生きているということが何かっていうのを
改めて考えることができる場所になっています。
また自分自身の心臓音も料金はかかりますが登録することもできるので
自分の生きている証、記録として残してもいいかもしれません。
*イオベット&ポンズ 勝者はいない
まさに作品の名の通り、勝者はいないバスケットゴールになります。
老若男女問わず楽しく遊べるので
みなさんも含めわたしも思いっきり童心に返ったかかのように遊びました(笑)
結局フェリーの時間と作品展示時間のこともあり甲生地区には行けずでした
前日から岡山県内や豊島内などに宿泊していたら回れていたのかもしれないです。
しかし一日で私たちもここまで回れると思ってなかったので十分満喫しました。
そしてフェリーで宇野港へ戻り、宇野駅近くで宿泊し翌日はいよいよ直島へ行きます。
宇野港での宿泊場所ですが今回は宿自体がアート作品になっている菊水旅館さんへ
さまざまな部屋があるのでどの部屋に泊まってもおもしろいかと思います。
ということで以上が豊島の旅の記録になります。
読んでいただき本当にありがとうございました!
まだ旅の記録はこれから直島の方に移り書かせていただきます。
ぜひ次回もよろしくお願い致します!